9月4日の米株式市場は、アマゾンの時価総額1兆ドル超えやISM製造業景気指数61.3が無視されて下落

9月4日のアメリカ株式市場は、NYダウが前営業日比12ドル34セント安の25952ドル48セント、NYSE総合は前営業日比47.03ポイント安の12969.86ポイント、NASDAQ総合は前営業日比47.663ポイントの7859.678ポイント、S&P500は前営業日比4.80ポイント安の2896.72ポイントで、9月初めの取引を終えました。

 アメリカとカナダのNAFTA(北米自由貿易協定)再交渉の協議が9月5日に再開されることや中国輸入品2000億ドル相当の関税発動前の民間からの意見募集期限が近づく中、貿易摩擦への警戒感、新興国通貨も対ドルで下落したことでドル高による多国籍企業の収益圧迫への懸念が広がりました。

 4日に発表された7月アメリカ建設支出は、前月の1.1%減より高く、市場予想0.4%増より低い0.1%増、景気先行指数である8月ISM製造業景気指数は市場予想57.6より高い61.3となり、2か月ぶりの上昇となり、2004年5月以来の高水準となりましたが、関税の影響で米製造業の生産が活発になっただけと切り捨てられて、相場の反応は限定的でした。

 NYSE市場では、米プロフットボールリーグ(NFL)試合前の国歌斉唱で起立を拒否した選手を広告に起用すると発表したナイキがツイッターで不買運動を呼びかける動きが広がったこともあって、大幅安となり、NYダウの値下がり率トップとなりました。
 このほか、ベライゾン・コミュニケーションズやスリーエム、ウォルト・ディズニー、キャタピラー、ジョンソン&ジョンソン、アパレルメーカーのPVH、石油・ガス関連サービスのヌベラ・エンバイロメンタル・ソリューションズ、ツイッターなどが下落して引けています。
 一方で、ホームデポやボーイング、アメリカン・エキスプレス、ビザ、コカ・コーラ、百貨店のコールズ、印刷・出版のR.R.ドネリー・アンド・サンズ、クラウド・コミュニケーション・プラットフォーム提供のトゥイリオが上昇して終えました。

 NASDAQ市場では、アマゾン・ドットコムが取引時間中に一時2050ドル50セントとなり、時価総額1兆ドル超えを達成して2039ドル51セントで引けたほか、エヌビディアやアップル、銀行業のマーカンティル・バンク・ホールディングス、糖尿病治療薬のマンカインドが前日比で上昇しました。

一方で、アルファベットやマイクロソフト、治療用酵素開発のアエグリア・バイオセラピューティクス、製薬会社のアプリカス・バイオサイエンシズ、ネットフリックス、アナリスト投資判断が引き下げられたフェイスブックが下落して取引を終えています。